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デイケアとデイサービスの違いとは?

介護 デイケア

どうも!、私は医療・介護の世界にて長年働いており、近年の介護事情にも精通している作業療法士の田中です。
通所施設には、デイケアとデイサービスというものがありますね。
正式には、通所リハビリテーションと通所介護といいます。
これらって、違うものなのでしょうか?
そんな声がよく聞かれます。
どちらも、たしか介護保険制度ができる前からあったようですが、介護保険制度ができてからは、正式な位置付けが決まったようです。
両方とも、車で送迎して日中を施設で過ごすものです。
ただし、この二つの制度上の位置付けは大分異なります。
両者の違いを知っておかないと、いざという時に困りますよ!

介護保険制度のデイケアとは

ここは、あるデイケアセンターの一室です。
現在、リハビリテーション会議の真っ最中です。
リハビリテーション会議とは、デイケアや訪問リハにだけあるシステムで、リハビリテーションマネジメントのための会議の場です。
出席者は、利用者ご本人のYさん、同居の長男さんのお嫁さん、デイケアのM医師、リハビリ担当のTさん、あとはHケアマネと介護職員などです。

Tさん「では、リハビリ会議を始めます」
   「お手元のリハビリ計画書をご覧ください」
   「Yさんのは、見やすいように大きくプリントしておきましたよ」

Tさんは、少し耳が遠いYさんの隣に座り、明瞭な声で説明をします。

Tさん「では、M先生から医学的なご説明をお願いします」

デイケアには、必ず、医師やリハビリ専門職の在籍が必要なのです。
リハビリは、医師の指示の元に行わなければなりません。

Tさん「計画書には、ご本人様とご家族様のご要望について、○○○と書いておりますが、よろし
    いでしょうか?」
Yさん 「いいです」
お嫁さん「家では、最近なかなか動こうとされないのですよ」
    「デイケアではなるべく歩く時間を作ってください」
Tさん 「わかりました」
    「Hケアマネさん、ケアプラン的には何か問題ないでしょう」
Hさん 「大丈夫ですよ、これでいいです」

リハビリ会議は、準備から司会に至るまで、すべてデイケアの職員で行います。
忙しいリハビリ業務や介護業務の間に、テキパキと行わなければなりません。
リハビリ会議の制度は、平成27年度から始まりました。
当初は、みんな戸惑っていましたが、最近では大分慣れてきました。
Tさんも、司会進行や外部事業所との電話連絡などにも随分と手馴れてきました。

Hさん 「来月から3ヶ月間の個別の集中リハビリが終了しますが、
     リハビリ内容はどうなりますか?」
Tさん 「デイケアの利用時間全体を通じて、介護職員とリハ職員により生活場面でのリハビリを実施します」
    「Yさんの場合は、特におトイレまでの移動を必ず監視で歩いてもらいましょう」
    「Yさんとご家族様のご要望でもありますので」

リハビリ会議は、準備から司会に至るまで、すべてデイケアの職員で行います。
忙しいリハビリ業務や介護業務の間に、テキパキと行わなければなりません。
リハビリ会議の制度は、平成27年度から始まりました。
当初は、みんな戸惑っていましたが、最近では大分慣れてきました。

Tさんも、司会進行や外部事業所との電話連絡などにも随分と手馴れてきました。

Hさん 「来月から3ヶ月間の個別の集中リハビリが終了しますが、
     リハビリ内容はどうなりますか?」
Tさん 「デイケアの利用時間全体を通じて、介護職員とリハ職員により生活場面でのリハビリを   
    実施します」
    「Yさんの場合は、特におトイレまでの移動を必ず監視で歩いてもらいましょう」
    「Yさんとご家族様のご要望でもありますので」

デイケアでは、毎月のリハビリテーション会議に利用者本人やご家族にも出席していただ、日々の生活の悩みなどをリハビリや介護にて解決できるようにしているのです。

介護保険制度のデイサービスとは

リハビリ

一方で、デイサービスには、医師やリハビリ専門職の在籍は必須ではありません。
機能訓練計画書は、機能訓練指導員が中心に作成します。
機能訓練指導員は、看護師やマッサージ師などの幾つかの職種が務めることが可能です。
デイサービスでの機能訓練は、集団によるレクレーション体操や介護職員による生活の中での自立支援が中心となるのです。

自立支援介護という言葉が、最近注目を集めつつあります。
これまでの介護は、出来ないことへのお世話が中心でした。
しかし、それでは、出来ないことがいつまでも出来ないままで、むしろ加齢とともに機能が低下してしまいます。
それに対して、自立支援的介護は、文字通り自立を促す介護です。
できることは手伝わないで、時間をかけてでも見守ります。

この考え方は、訪問介護でも重要と言われています。
例えば、お料理をヘルパーが行うだけでなく、利用者さんにも手伝って行うことで、徐々に1人でも可能になるようにしてゆくのです。

デイサービスのもう一つの特徴は、レスパイトケアです。
レスパイトケアとは、ご家族への支援のことです。
忙しい家族の代わりに、デイサービスで日中の介護を請け負うことで、ご家族にも心身のリフレッシュをしていただこうというものです。
そのため、デイサービスの利用時間は、比較的短時間から7時間以上という長時間まであります。
施設によっては、早朝や夜間にまたがってのお預かりもしています。

デイケアとデイサービスの使い分け方

デイケアは、専門職による個別のリハビリが売りとなります。
また、医師が常駐していますので、医学的な管理にも不安がありません。
一方で、デイサービスは、自立支援介護と日中のお預かりが主な目的となります。

平成27年度から、デイケアや訪問リハには卒業という考え方ができました。
一つの目安としてデイケアや訪問リハは、3ヶ月間の集中的リハ加算がつく時期を中心に利用して、その後は、徐々にデイサービスに卒業していただくというものです。
卒業は、必ずしなければならない訳ではありません。
ただし、長期のデイケア利用については、徐々に個別のリハビリが少なくなるなどの影響もありますので、費用面からもデイサービスへ移行されるケースは多いと思います。

デイケアとデイサービスの違いとは?のまとめ

1,「介護保険制度のデイケアとは」のまとめ
デイケアは、医師やリハビリ専門職の在籍が必須です。
3ヶ月間は集中的なリハビリテーションが実施されます。

2,「介護保険制度のデイサービスとは」のまとめ
デイサービスは、自立支援介護とレスパイトケアが特徴です。
利用時間も短時間から長時間まで選べます。

3,「デイケアとデイサービスの使い分け方」のまとめ
最近では、デイケアを卒業してデイサービスへ移行するという流れが促進されています。
デイケアとデイサービスのそれぞれのメリットを理解して、賢く利用したいものです。



投稿者プロフィール

作業療法士の田中です。
作業療法士の田中です。
30年以上に渡り作業療法士という仕事をやっています。
現在は老人保健施設のリハビリの管理職として勤務をしています。
介護の資格は作業療法士、介護支援専門員、福祉住環境コーディネーターを取得しています。
こちらでは介護のシステムや介護機器についての記事を書いてゆきます。