私の介護職員としての経歴と介護観について

私は特別養護老人ホームにて介護福祉士として10年勤務した後、現在は居宅介護支援事業所のケアマネとして勤続4年となります。
そのため、特別養護老人ホームと在宅介護についての経験があります。
そもそも私が介護の道を志そうと思ったのは、中学校の時に見た阪神大震災のニュースがきっかけでした。
ある日のニュースで、被災者の方を支援するボランティアスタッフの姿を見て

「漠然とこういった仕事に就きたいなー」
と思ったのが介護を目指すきっかけでした。

自己紹介~特養の介護福祉士として~

漠然と福祉関係の仕事をしたいなとは思ったものの、福祉の仕事って何だ?と考える日々を送っていました。
自分なりに調べてみると、老人福祉、障害福祉、児童福祉など様々なジャンルに分かれている事が分かりました。

「これからは高齢化社会だって言うし、高齢者を対象とした職に就けば食いっぱぐれることは無いかな。」
ぐらいのノリで、老人介護の道を選んだのであります。
甘ちゃんだった私は、当初自宅から通える範囲で職場を探していました。
しかし、自宅付近は私が就職活動をする数年前に老人ホームが乱立し、人員は満たされているといった状況で、地方にしか求人が無い状況でした。

「えー、一人暮らしかよ・・・。家事とか苦手だしやって行けるかな・・・。」
と働く前から心配でしたが、地方の特別養護老人ホームに介護福祉士として就職が決定しました。

しかし、今思えばそれが良かったのかもしれません。
気軽に帰る事ができる距離ではなかったので、自分なりに煩悩を断ち切って仕事に集中する事ができました。
仕事以外でも、料理、掃除、洗濯のスキルも腕を磨き
就職先の町で今の奥さんとも出会いました(笑)

気付けば就職して10年の月日が流れていました。いつの間にか私も中堅職員として新人職員を指導する立場となり、次の自分のステップアップについて考えるようになっていました。

自己紹介~在宅ケアマネージャーとして~

介護福祉士であった私がステップアップとして考えたのは、ずばりケアマネージャーの資格を取ることでした。
特養のケアマネは人員が満たされていたため、ケアマネとして働くためには転職の必要性があります。
幸いにも地元では多くのケアマネの求人があったので

ケアマネとして地元にカムバックする!!

という目標を設定し資格取得のための勉強に励みました。
試験は無事に合格し、次は職場探しです。
「施設内だけで完結するのではなく、利用者の本来の生活の場である自宅で生活を支援するケアマネになりたいな」
という熱い思いで、在宅ケアマネを志しました。
ちょうど新人ケアマネが欲しいといった求人があり、応募をしてみたところ、すんなり内定をいただきました。
しかし、入職をしてみると、任される仕事は利用者獲得の営業がメイン。
さらに、関連事業所や懇意にしている事業所へ利用者を紹介するという出来レースケアプラン。
確かに何も考えず仕事をするのであれば、この敷かれたレールに乗っかるだけですから楽だったかもしれません。

しかし、在宅ケアマネとしての面白みは全く感じられませんでした。
そして、ケアマネとして働き始めて1年ほどで、ここで私は二度目の転職を決意します。
外部研修で意気投合したケアマネから、

「そういえば、今うちでケアマネを募集しているんだけど、誰かいい人いない?」
という世間話になり、自ら名乗りを上げて現在に至ります。
今の職場で働き始めて約3年になりますが、これこそが在宅ケアマネ!!という理想にはまだ及びませんが、公平中立に事業所と関わらせていただき、職場環境も良く、やりがいを持ってお仕事をさせていただいています。

3、まとめ~私の介護観~
当たり前ですが
施設でも在宅でも援助や支援をさせていただく高齢者は「人」であります。
頭では分かっているつもりでも最初のうちは
「“認知症の”人」「“足腰が弱い”人」
といったように、“人”にスポットを当てる事ができずに、その人の持つ課題にだけしか目を配る事ができませんでした。
そうなると
「認知症予防のために○○をしましょうかー?」
「足腰が弱いんだったらリハビリがいいですよー」

などと、どの高齢者にも似たようなアプローチしか出来ていなかったと思います。
そんな私のスタイルを省みて、現在は高齢者その人にスポットを当てて支援をさせていただくことが今の私の介護観であります。
「認知症」「足腰が弱い」といった結果は同じであれど、そこに至った経緯は人それぞれであり、そこには様々な葛藤やドラマがあったはずです。
そういった背景を落とし込み、個人にスポットを当てて支援をさせていただく事で、作成するケアプランや情報共有をする事業所への報告にも深みが出てくるものと思っています。
私にとっては数多くの利用者のうちの一人でも、その方にとっては私がたった一人のケアマネです。

まして、人生の一番最後を私に預けざるを得ない場面も多々存在します。
安心してお任せしてもらえるように日々精進していく所存です!!



投稿者プロフィール

ケアマネージャー健治
ケアマネージャー健治
私は特別養護老人ホームにて介護福祉士として10年勤務した後、現在は居宅介護支援事業所のケアマネとして勤続4年となります。
そのため、特別養護老人ホームと在宅介護についての経験があります。
今までの経験をもとに介護という仕事を紹介してゆこうと思います。

ケアマネージャー健治のプロフィール